#8 Uターン食事。
それではいよいよ過去のお話です。
と言っても、エピソードがありすぎるため、小分けにしていくつもりです。
ずっと忘れられない嫌な記憶もあれば、「ああそういえば」とふと思い出すようなものも。今思ってみれば異常だったなぁなんてこともよくあります。
今回はその、「今思ってみれば」ストーリーです。
僕は現在、身長170cmの体重45kgです。超細いです。パスタフリットもびっくりです。
昔からとても背が低く、痩せている子供でした。
しかし、結構な大食いなんですよ、僕。
寿司は2〜30皿余裕だし、ラーメンも替え玉3回以上が普通(金があるときは)。ピザ2枚なんて余裕だしホールケーキも多分一台まるまるいけます。
原因は別にあるのかもしれませんが、昔から僕は親に無理やりご飯を食べさせられてました。
美味しいし、食べさせてもらえないよりはマシなんですけど、食べ終わるまで寝れなくて、けど皿には大量のご飯。
10歳頃から割と食べるようになったので、それまでの数年は地獄でした。
親がよそったおかずを、吐いてでも食べ切れと言われ、大泣きしながら涙と一緒に、時には吐き出したものまで無理やり飲み込んでました。
じいちゃんが農家で、美味しい野菜が送られてくるのですが、二人暮らしには量が多かったんですよね、で、それを使い切るために親は大量に皿に料理を載せるわけです。
イノシシ肉とか里芋とか、いっぱい食べると辛いものもあって、最初は美味しいけどどんどん苦しくなっていくお腹。
22時から始まるニュース、イラつき出す親、眠くなる僕。
けど食べきるまでは寝させてもらえない。
これが僕の晩御飯の日常でした。
おかげで今は食べたい量を食べられる胃を手に、いやお腹に入れたわけですが。
母子家庭の一人っ子、親戚もみんな遠くに住んでいて、ずっとこれが普通だと思っていました。
よくある話ですね。
ばあちゃんちにいったら、「食べられんなら残していいけーね」って言ってもらえて、本当は残す方がいけないことなのに、残せるんだって喜んでた当時の自分を思い出すと、いまだに複雑な気持ちになります。
元から少なくしろよって言われるかもしれないですけど、我が家では晩御飯以外料理が出ないんです。朝はパン、昼は学校だから給食。
けど食材は使い切らないといけない。
二人暮らしでしかも晩御飯しか食材の使いどころがないんだから、しゃーなかったんかな。
とまぁ、一番最初なので、そこまで闇の深くない、ほのぼのした思い出話をさせていただきました。
しょっぱなから重くて気分の悪くなる虐待話だとか僕の汚い過去を書くのも…ね笑